2017年01月29日
女性のがん部位別罹患数トップの「乳がん」について、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんの罹患者は30歳代後半から急激に増加する傾向にある。そして40歳代にピークを迎え、60歳代まで高く推移する。
厚生労働省では40歳代以上の女性に2年に1回のマンモグラフィ検診を推奨している。マンモグラフィ検診は、乳房専用のX線装置で、乳房を薄く伸ばし撮影する検診方法である。40歳代では縦・横の2方向から、50歳代では横からの1方向のみ撮影を行う。
乳がんは、自分で発見する事ができる数少ないがんだ。乳房の変形や左右差がないか、しこりがないか、乳頭からの異常分泌がないかなど、セルフチェックを月に1回行おう。
早期の乳がんは、高い確率で治癒が可能だ。検診では、自分でも気づかないほど小さながんも発見する事ができる。セルフチェックと検診受診で、早期発見、早期治療する事が大切だ。