Vol. 334回 乳がんとは?

2017年01月22日

女性が最も罹りやすいがん「乳がん」について、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんとは、乳房にできる悪性腫瘍の事である。近年罹患者が増加傾向にあり、40歳代の女性では最も死亡率が高い疾患だ。
乳がんの原因は、エストロゲンという女性ホルモンだ。初潮が早い、妊娠・出産が未経験といった女性は、女性ホルモンの分泌期間が長期化し、それにより乳がんの罹患リスクが上昇してしまう。
乳がんは全国で年間約8~9万人の方が罹患している。秋田では約600人が罹患しており、女性の11人に1人が乳がんに罹患しているという事になる。
乳がんは早期発見できれば高い確率で治癒が可能だ。進行したり、転移したりすると、治療も困難になる。乳がんの治癒には早期発見が重要である。