Vol. 330回 知りたい!子宮頸がん検診

2016年12月11日

若い女性に多いがん「子宮頸がん」について、秋田県医師会の工藤香里先生に伺った。
子宮に出来るがんは大きく2つに分ける事がでる。子宮の入り口付近にでき若い人に発生しやすい子宮頸がんと、子宮の奥にでき閉経後に発生しやすい子宮体がんだ。
子宮頸がんの発生要因はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染だ。現在までに約100種類のウイルスが発見されているが、その中の約15種類が子宮頸がんの原因となるハイリスク型HPVである。HPVには6割以上の女性が一度は感染するが、ほとんどは免疫により消滅する。ハイリスク型HPVに感染しても、そこから子宮頸がんを発症する確率は0.1~0.3%だ。
早期発見には検診の受診が重要である。対象年齢の女性は、積極的に検診を受診してほしい。