2016年12月04日
罹患数3位に対し、死亡数1位と治癒しにくいがん・肺がんについて、呼吸器外科医の今井一博先生に伺った。
肺がんの特徴は、やはり死亡率が高いという点だ。秋田県の肺がん罹患者数は961人、死亡率は74.4%。昨年だけで753人の方が亡くなっている。
肺がんの検診受診率は22.0%で、全国平均の17.7%に比べると高くなっている。
肺がん罹患者の中で、根治手術を受けられるのは約3割だ。検診により発見されるがんの約半分が根治を目指せる早期がんだ。肺がんの好発年齢は70歳以上のため、定年後が重要な時期である。喫煙する、しないに関わらず、定期的に検診を受診しよう。