2016年10月02日
胃がん検診について、秋田県医師会の村田雅彦先生に伺った。
胃がんは年齢の増加に伴って罹患率が上昇する。特に40歳を境に高齢になるほど増加傾向にある。秋田県は高齢者が多いため、罹患者も多い。胃がんによる死亡率は全国第3位だ。
胃がんは、早期段階では症状がほとんどない。進行しても無症状の場合が多く、自覚がないまま転移し、そこで初めて症状が出る方も少なくない。
胃がんの発見には、検診が最も重要だ。検診受診により。男性では約6割、女性では約5割、胃がん死亡率が低下する事がわかっている。検診の方法は、バリウムと胃を膨らませる発泡剤を飲みレントゲン撮影をするX線検査が行われている。検査は数分で終了する。
無症状で発見される胃がんの70%が早期がんであるのに対し、症状が出てから発見される早期がんは30%以下だ。無症状だからこそ、積極的な検診受診をしてほしい。