vol.32 大腸がん 早期発見のためには

2010年11月07日

進行の遅い大腸がんは、早期発見して治療すれば生存率がアップします。詳しいお話を消化器内科医の辻剛俊先生に伺いました。
(4回シリーズの2回目)
大腸がんは肛門に近い直腸とS状結腸で全体の7割が発症します。早期がんの場合、自覚症状はまったくなく、進行しても半分の人は自覚症状がありません。早期発見のためにも、40歳以上の方は年に一回は検診を受けましょう。
大腸がんの検診は、便の中に混じっている微量な出血を検査する便潜血検査が一般的です。好発部位である直腸とS状結腸に内視鏡を入れるS状結腸鏡検査も有効です。
早期発見すれば治癒率が高まる大腸がん。定期的な検診受診が重要です。