2016年09月18日
罹患数第2位の胃がんについて、秋田県医師会の村田雅彦先生に伺った。
胃がんとは、胃の粘膜から発生した悪性腫瘍の事で、進行すると出血したり、穴が開いたりする。転移により、命に関わる危険性もあるがんのため、早期に発見しがんをきれいに取り除く事が重要となる。
胃がんの発生要因は、ヘリコバクターピロリ菌への感染がほとんどだ。その他、喫煙、塩分の過剰摂取、遺伝等の要因も大きい。ピロリ菌は胃に生息する細菌で、免疫力の弱い幼少期に感染しやすい。慢性胃炎を引き起こし、胃がんの原因となる菌だ。このピロリ菌への感染の有無を検査する事で、胃がんになりやすいか、なりにくいがを区別できる。
胃がん検診を受ける事で、早期発見が可能となり、治療による体への負担の少なくなる。ぜひ定期的に検診を受診しよう。