Vol. 314回 知りたい!前立腺がん検診

2016年08月21日

男性特有のがんで、増加傾向にある「前立腺がん」について、秋田県医師会の齋藤満先生に伺った。
前立腺とは、膀胱の出口、尿道の周囲にあるクルミ大の臓器で、精液の分泌、排尿の調整を行う臓器である。そこに発生する悪性腫瘍が前立腺がんだ。好発年齢は60歳代以上だが、遺伝の影響が大きく、家族・親戚に罹患者がいる場合は若年発症の可能性もある。危険因子としては食事の欧米化が挙げられ、日本で食事の欧米化が進むと共に前立腺がんの罹患率も増加してきている。
前立腺がんを受診すると早期発見に繋がり、治療の選択肢が増え、治癒の確率があがる。定期的に検診を受診しよう。