Vol. 310回 知りたい!乳がん検診

2016年07月24日

女性に最も多いがん「乳がん」について、秋田大学付属病院の寺田かおり先生に伺った。
乳がんとは、乳腺にできる悪性腫瘍の事で、その多くは乳管から発生する。原因は、食生活の欧米化や女性ホルモンの影響が挙げられる他、乳がん患者の5~10%は遺伝により発症しやすい体質であると考えられている。危険因子は、閉経後の肥満、アルコールの摂取、喫煙、出産・授乳経験がない事、血縁者に乳がん患者がいる場合などが挙げられる。
乳がんは女性が最も罹りやすいがんで、生涯で12人に1人が罹患している。全国では平成24年、約7万3000人が罹患し、秋田では平成26年、657人が罹患した。
乳がんを早期発見する事によって、効果的な治療を受けられる。命を落とさないためにも、定期的に検診を受診しよう。