2010年10月31日
秋田県の部位別死亡率3位の「大腸がん」について、詳しいお話を消化器内科医の辻剛俊先生に伺いました。
(4回シリーズの1回目)
大腸は右の下腹から数字の7を描くような腸管で、結腸、直腸、肛門からなり、長さは1.5メートルほど。食べ物から水分を吸収して大便として溜め、体外に排出する機能があります。この腸管にできたポリープが、大きくなって悪化したものが大腸がんです。
他のがんに比べ、進行が遅いのが特徴です。早期に発見すれば治癒の可能性が高いがんです。初期には自覚症状がないので、早期発見・早期治療のためにも検診が重要になってきます。
増加傾向にある大腸がんですが、早期に発見できれば完治も期待できるだけに、定期的にがん検診を受診しましょう。