2016年07月03日
子宮頸がん検診について、秋田県医師会の佐藤康美先生に伺った。
子宮頸がんは、年間で約8000人が罹患し、約2400人が亡くなっている。好発年齢は20歳代から30歳代と、比較的若い世代で罹りやすいのが特徴だ。
早期の子宮頸がんではほぼ無症状だか、進行すると不正性器出血や、おりもののニオイや色に異変が出てくる。早期がんで無症状のため、検診を受診して早期に発見する事が重要となる。症状が出たら、早めに産婦人科を受診しよう。
子宮頸がんは、異形成という、がんになる前の状態から数年かけて「がん」へと変わる事がわかっている。がんになる前の異形成の段階で見つけられるのが、子宮頸がん検診を受診する大きなメリットだ。また、子宮頸がんの好発年齢が、妊娠・出産・育児など女性の大切な時期に重なる事から、その時期のがん罹患を防ぐためにも20歳代からの検診受診が重要となる。