2016年05月15日
大腸がんの治療法について、秋田県医師会の倉光智之先生に伺った。
大腸がん検診で要精査となった場合、下剤で腸内を空っぽにし、肛門から内視鏡を挿入して観察する精密検査、大腸内視鏡検査を行う。病変の組織を採取して精密検査を行ったり、ポリープの大きさによってはその場で切除してしまう事も可能だ。
大腸がんの治療は、内視鏡的治療と外科的手術治療の大きく2つにわけられる。内視鏡での治療が難しい場合に外科的治療が選択されるが、がんの場所や大きさによっては体への負担が少ない「腹腔鏡手術」で済む場合もある。大腸がんが転移し前進に広がってしまった場合には、抗がん剤による化学療法や、放射線治療が行われる。
大腸がんは他のがんに比べ、抗がん剤が効きやすい。進行がんになった場合も、抗がん剤で治癒する可能性も十分にある。