2016年05月08日
男女合計部位別罹患者数第2位の大腸がんについて、秋田県医師会の倉光智之先生に伺った。
大腸がんは早期ではほとんど症状がなく、進行すると便に血が混ざる、肛門からの出血、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなる、お腹が張るといった症状がでてくる。こうした症状が出る前に、早期発見する事が重要である。
大腸がん検診は、便に血が混ざっていないかを調べる便潜血検査を行う。便を少量とるだけのため痛みや危険性がなく、多くの大腸腫瘍を検出する事ができる。
対象者全員がきちんと大腸がん検診を受診し、要精査となった人が精密検査を受けると、大腸がんの死亡者を今の60~70%減らす事ができるとされている。早期発見のため、年に1度の検診をしっかりと受診しよう。