Vol. 295回 胃がん検診について

2016年04月10日

男女合計の部位別罹患数トップである「胃がん」について、秋田県医師会の和田勲先生に伺った。
胃がん患者の約6割は50歳代~60歳代の方である。しかし、近年の高齢化により、70歳代以上でも罹患数も増加している。また、内視鏡の普及などにより、40歳代など比較的若い人の間でも発見される事が珍しくはない。
早期の胃がんはほとんど症状がない。進行してくると、胃の痛み、不快感、胸やけ、食欲不振といった症状が出てくる。ただ、慢性胃炎や胃潰瘍と同じような症状のため、検査を受ける事が重要となる。
胃がん検診は、バリウムを飲んで行うX線検査によって行われる。
最近では、胃の内視鏡検査(胃カメラ)で検診を行っている所もある。検診を受診する事で、早期に胃がんを発見する事ができる。ぜひ定期的に検診を受診してほしい。