2016年01月31日
乳がん検診について、秋田県医師会の片寄喜久先生に伺った。
乳がんは30歳代から発症し、40~50歳代でピークを迎える。最近では高齢者でも罹患する人が出ているため、油断はできない。
乳がん検診で行うマンモグラフィは、40歳代は縦・横の2方向、50歳代では縦のみ1方向の撮影を行う。検診は2年に1度のため、その間はしこりがないかセルフチェックを行う事が重要となる。
・乳房の変形や左右差がないか
・しこりがないか
・乳頭からの異常分泌がないか
・脇の下のリンパ節に腫れがないか
などを月に1度確認してほしい。セルフチェックは、生理終了後の胸の張りがとれた時などに行う事が望ましい。
乳がん検診で見つかったがんは、早期の割合が非常に高いため、治癒の可能性が高まり、乳房の温存も可能である。体への負担が少なく、早い社会復帰が可能となる。