2016年01月17日
子宮頸がんの現状を、秋田県医師会の吉岡知巳先生に伺った。
日本では、年間で約1万人が子宮頸がんに罹患し、その中で約3千人が亡くなっている。子宮頸がんは働き盛り、子育て世代に多いがんである。
日本の子宮頸がん検診の受診率は約30%、秋田県はそれよりもやや受診率は高いものの、目標の50%には及んでいない。アメリカでは受診率が80%に届く中、日本は先進国の中で非常に低い検診受診率となっている。
ヒトパピローマウイルスによって発症する子宮頸がんに、予防法はない。しかし、検診で早期発見ができれば、子宮を残したまま治癒する事ができる。それは、出産にもつながるため、20歳を過ぎたらぜひ2年に1度、検診を受診しよう。