2015年11月29日
喫煙が大きく関わり、最も死亡数が多いがん「肺がん」。一生のうち、20人に1人が罹患、30人に1人が死亡しており、治癒のしにくさ、死亡率の高さを表しています。肺がんの治療法について、詳しいお話を、秋田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
肺がんの種類と進行度により、いくつかの治療法がある。主なものは、手術療法、抗がん剤療法、放射線療法の3つだ。進行度などにより、これらを組み合わせて治療を行っていくことが一般的だ。
手術療法の場合、肺全体の1/5程度を切除するため、日常生活への大きな負担はない。がんが進行している場合でも、抗がん剤、放射線によりがんを縮小させる事ができ、小さくできれば手術で切除も可能となる。
肺がんを早期発見できれば、手術療法のみでの治療が可能となる。一般的に肺がんの生存率は40~50%とされているが、早期発見できればこの値を飛躍的に高める事ができる。死亡リスク低下のため、定期的に検診を受診しよう。