vol.28 胃がん、早期発見のメリット

2010年10月10日

秋田県では最も死亡率の高い胃がん。しかし早期であれば治る可能性が非常に高いのです。
胃がんの早期発見のメリットについて、県医師会の稲葉宏次先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの2回目)
胃がんは初期にはほとんど自覚症状がありません。それだけに検診で早期に発見することが重要です。
住民検診などで行われるレントゲン検診(バリウム検診)は、死亡率減少が認められている有効な検診です。最近では苦痛の少ない経鼻内視鏡が開発され、嘔吐刺激の少ない胃カメラによる検診も可能になりました。
検診で発見される6~7割は早期がんです。ステージ1(早期)であれば5年後の相対生存率は99%。早期に発見するためにも検診が必要です。