2015年11月15日
最も死亡数が多い肺がんについて、詳しいお話を秋田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
肺にできる悪性腫瘍である肺がんは大きく分けて、肺の末端にできる腺がん、気管支の近くに発生する扁平上皮がんと小細胞がんの3種類に分かれる。
肺がんは、がんの中で最も死亡数が多い。生涯で、20人に1人が罹患し、その中の30人に1人が亡くなっている事から、治癒にしくいがんである事がわかる。
肺がんの危険因子としてはっきりしているものが喫煙である。たばこを吸う人は、吸わない人に比べ罹患リスクが10倍となっている。また、自分がたばこを吸わない場合でも近親者が喫煙をする場合は副流煙の影響で、肺がんリスクが2~3倍となる。
たばこを吸わない人、喫煙者が近くにいない場合でも、肺がんになる可能性がある。忘れずに検診を受診する事が大切だ。