Vol. 277回 大腸がんに立ち向かうために

2015年11月08日

大腸がんの秋田県の現状について、秋田県医師会の最上希一郎先生にうかがった。
秋田県の大腸がん罹患率は全国に比べて高く、塩分の高い食事、高い喫煙率が原因と考えられている。検診の受診率は30%に達していない。市町村によっては10%以下となっている地域もある。
秋田県民は大腸がんに罹患する可能性が高いのに検診の受診率が低く、進行してから見つかって命にかかわる、というのが大きな問題だ。40歳を過ぎたら、1年に1度、検診を受診してほしい。
大腸がんは年々増加傾向にあり、珍しい病気ではない。治療法も進歩し、早期発見できれば短い治療期間で完治が可能である。