Vol. 275回 大腸がん検診について

2015年10月25日

増加傾向にある大腸がんの症状とは?詳しいお話を、秋田県医師会の最上希一郎先生に伺った。
大腸がんは早期の段階では自覚症状がほとんどない。がんが大きくなると、便に血が混ざる、便が細くなる、お腹がはる、強い腹痛といった症状が表れ、ここまで進行している場合には、他の臓器への転移も考えられる。早期大腸がんは症状がないからこそ、症状がないうちから、定期的に検診を受診する事が重要なのだ。
大腸がん検診の1次検診は、便に血が混じっていないかと確かめる便潜血検査だ。痛みや危険性は全くなく、多くの大腸腫瘍を発見できる優れた検診だ。
大腸がんには早期発見できると、内視鏡での治療が可能だ。命に係わる大腸がんも、早期発見できれば日帰りか短期入院で治療が可能だ。40歳を過ぎたら、年に1度検診を受診しよう。