2015年10月18日
男女ともに罹患率が高く、増加傾向にある大腸がん。詳しいお話を、秋田県医師会の最上希一郎先生に伺った。
大腸の表面の粘膜が何らかの原因でがん細胞に変化し、徐々に大きくなるのが大腸がんである。
日本人の死因の約3分の1が「がん」であるが、この中で大腸がんによる死亡率は女性で1位、男性でも3位で、全国で年間の死亡者数は4万人にのぼる。この数はこの50年で10倍に跳ね上がっている。
大腸がんの危険因子は、肥満、欧米型の食生活、運動不足などが挙げられるが、これに当てはまらない人も大腸がんに罹患する場合がある。また秋田県民は塩分の高い食事や、喫煙者が多い事などから、大腸がんの罹患率が高めとなっている。
大腸がんの予防には、検診を受診し、早期発見する事が大切だ。40歳を過ぎたら、年に1度、検診を受診しよう。