vol. 269 前立腺がんに立ち向かうために

2015年09月13日

初期症状がほとんどない前立腺がん。しかし、早期発見できれば、完治も可能だ。詳しいお話を、秋田県医師会の井上高光先生に伺った。
秋田県の平成25年度の検診受診者は約3万人、検診受診率は13.1%で、そのうち2次検診の対象者が約2000人であった。しかし、2次検診を実際に受診した人は半分の約1000人、132人から前立腺がんが見つかった。
症状がない場合でも、50歳を過ぎたら検診を受診してほしい。PSA検査で同じ値が出た場合でも、前立腺肥大症の患者の方がPSA値が高くなりやすいため、無症状の方が前立腺がんの可能性が高いという事になる。早期発見をし、治療の幅を広げ、根治させてほしい。