2015年07月05日
新しい生命が宿る、女性の大切な器官「子宮」。その子宮の入り口に発生するのが「子宮頸がん」だ。詳しいお話を、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
子宮頸がんは他のがんと比べ、発症年齢が低い事が特徴である。20代前半の方でも、上皮内がんの発症者がおり、30代になると既に進行がんとなっている方もいるため、若年層でも手術が必要な場合もある。
また初期症状もほとんどなく、性交時出血や不正性器出血があった時点では、すでに進行している事もある。こうした症状がでた場合には、産婦人科などの医療機関を受診してほしい。
症状がない子宮頸がんを発見するためには、無症状のうちに検診を受診する事が必要だ。ヘラやブラシなどで細胞を採取する細胞診は、短時間で受信でき、痛みや出血もほとんどない。多くの女性、とくに20代・30代の若い女性にも受診してほしい。