vol.258 子宮頸がんとは

2015年06月28日

若い女性の間で増加傾向にある「子宮頸がん」。詳しいお話を、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
子宮の入り口に発生する「子宮頸がん」は、20代から30代の若い世代に前がん病変ができる事で問題となっている。
子宮頸がんの9割はヒトパピローマウィルス(HPV)によって発症する。HPVは一般的なウィルスで、性交渉により感染するため、性交渉経験のあるほとんどの女性が感染している。ほとんどの場合は免疫力により自然に消滅するが、一部の場合が異形成、上皮内がん、子宮頸がんと移行していく。
子宮頸がん検診は受ける事に抵抗がある方もいるかもしれないが、健診の受診率が上がったことで、死亡率が下がったというデータがある。女性のおよそ9割が感染するヒトパピローマウィルスにより発症する子宮頸がん。積極的な健診受診が大切だ。