vol.257 肺がんに立ち向かうために

2015年06月21日

がんの中でも最も死亡数が多い肺がん。早期発見・早期治療すつ事が大切だ。詳しいお話を、沖田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
肺がんを治すために最も効果的なのは手術療法である。しかし、それだけでは治らない事が多く、放射線治療や抗がん剤治療を組み合わせる事が多い。抗がん剤については新しいものも開発され、治療効果が上がってきている。
肺がん検診の受診率は、以前は20%ほどと低かったが、徐々に増えてきている。しかし、肺がんは治癒しにくいがんであるため、対象者全員の受診が理想的だ。肺がんは他のがんと比べ、高齢者に多いがんである。一方で高齢者は職場検診がないため、受診率も低い。そのため、積極的に一般住民健診を受ける必要がある。
肺がんは、その原因が「喫煙」とはっきりとしている。予防には禁煙が最も効果的だ。しかし、吸わない人もかからないわけではない。検診を受診して、治せるうちにがんを早期発見してほしい。