vol.253 大腸がんに立ち向かうために

2015年05月24日

食べ物から水分を吸収し、便をつくる器官「大腸」。その大腸にできる悪性の腫ようを大腸がんという。大腸がんは40歳を境に罹患率が増加。罹患者の数も年々増えている。秋田県の現状は。詳しいお話を、秋田県医師会の下山雅朗先生に伺った。
県内では年間約2000人が罹患している。部位別罹患率では、男性が2位、女性が1位となっている。
検診を受けた人、受けていない人を比べると、検診を受けていない人の方が死亡率は高い。秋田の検診受診率は約23%。大腸がんによる死亡率は全国3位となっている。死亡率を下げるためには、検診受診率を上げる必要がある。
特に検診を受診してほしいのは、家族に大腸がんの罹患者がいる人だ。そうでない人も、35歳を過ぎたら、年に1度検診を受診してほしい。