vol.251 大腸がん検診について

2015年05月10日

食生活の欧米化などにより、増加傾向にある大腸がん。男女合計の部位別罹患者数では、胃がんに次ぐ2番目の多さだ。ではその症状とは。詳しいお話を、秋田県医師会の下山雅朗先生に伺った。
大腸がんは初期症状がほとんどない。大きくなると、血便、便秘、下痢、腹痛、腸閉塞などの症状が表れてくる。早期では症状がない事から、早期発見のために定期的に健診を受診する事が必要となる。
大腸がん検診は便潜血検査という、便の中に血が混ざっているかどうかを調べるものを行う。便を提出するだけのため、食事制限や、痛みなどの苦痛がない。大腸がん検診の対象年齢は40歳以上だ。40歳を過ぎたら、年に1度検診を受診しよう。
大腸がん検診を受けている人は、受けていない人と比べ生存率が高くなっている。大腸がんは早期がんの場合ほとんど症状がないため、検診によって見つかる事がほとんどだ。症状が出てからでは、かなりがんが進行している可能性が高い。検診を受けて早期に発見する事が大切だ。