vol.25 前立腺がんの早期発見・早期治療の重要性

2010年09月19日

定期的な検診受診で早期発見が可能な「前立腺がん」。詳しいお話を秋田組合総合病院の木津典久先生に伺いました。(4回シリーズの3回目)
「前立腺がん」は早期では症状が出ないため、病気にかかっていることが自分では分からないことが多いのです。早期発見にはPSA検査が有用で、50歳以上の方は年に1回は受けて欲しい検査です。PSAとは前立腺特異抗原という血液中の物質で「がん」になるとこの値が増加します。基準値を超えた場合はさらに検診を受けてください。二次検診ではPSA値を再検査し、触診による直腸検診と超音波検診を行い、三次検診では前立腺生検を行います。
早期発見できれば「前立腺がん」の5~10年生存率は8~9割。早期の治療は期間が短くて済みますし、術後の生活への負担も軽くなります。早期発見、早期治療が重要です。