vol.249 胃がんに立ち向かうために

2015年04月26日

がんの中で罹患数が最も高い胃がん。特に秋田県は全国の中でも胃がん罹患率が高めだ。詳しいお話を、秋田県医師会の和田勲先生に伺った。
胃がんの罹患者は、秋田を含む東北地方に多いと言われている。その理由は塩分だ。寒い地方の人は、塩分の高い食事を摂りがちで、それが胃がんの発生要因の1つとなっている。
秋田県の胃がんの1次検診の受診率は全国の中でも決して低くはない。しかし2次検診となると検診受診率が全国平均を下回る。1次検診で要精査と診断されても、2次検診を受診する人が少ないという事だ。2次検診でしっかりと精密検査を受け、がんを早期発見する事が大切である。
胃がんに立ち向かうためにはやはり、早期発見・早期治療がとても大切である。現在胃がんは早期で見つかれば、命を落とさずに済む病気だ。たとえ胃がんがあっても早い段階で見つけられるよう、定期的な健診の受診を行ってほしい。