vol.248 胃がんの治療について

2015年04月19日

特有の症状がなく、罹患数の多い胃がん。早期発見のためには、検診の受診が重要だ。詳しいお話を、秋田県医師会の和田勲先生に伺った。
1次検診のレントゲンで要精査となった方は、2次検診の内視鏡検査(胃カメラ検査)を受けることになる。実際の病気の有無、病気があった場合はそれががんなのか、精密検査をする。
胃がんには大きく分けて、内視鏡、外科的手術、抗がん剤を使用する化学療法の3つの治療法がある。患者にとって最善の治療法を選択するため、内視鏡検査のほか、超音波検査、CT検査などを行なう。
胃がん早期発見のメリットは、「内視鏡で治療ができる」という事だ。内側から治療ができるため、体への負担が小さく済む。手術でかかる体への負担や、化学療法による副作用の心配をする必要がない。早期発見をするためにも、定期的に健診を受診してほしい。