vol.247 胃がん検診について

2015年04月12日

男女合計の部位別がん罹患数トップの「胃がん」。どんな症状があるのか。詳しい話を、秋田県医師会の和田勲先生に伺った。
胃がんは早期の段階ではほとんど症状がない。ただ、大きくなると、食欲不振、胃の痛み、不快感、吐き気といった症状が、出たり消えたりを繰り返す。
検診は、まず1次検診で、バリウムを飲むレントゲン検査をする。要精査となると、2次検診では内視鏡検査(胃カメラ検査)で精密検査を行う。
早期発見のメリットは、内視鏡での治療が可能ということだ。内視鏡治療では胃の一部を傷つけるだけ、入院も1週間程度で済むが、外科手術となると、胃の一部、または全てを切除し、入院期間も数週間と長くなる。食事面の負担も大きくなる。
積極的に検診を受診し、早期発見する事が重要だ。