vol.246 胃がんとは

2015年04月05日

日本で最も罹患数が多い「胃がん」。詳しいお話を、秋田県医師会の和田勲先生に伺った。
胃の中にできる腫瘍で、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍のことを「胃がん」といい、日本人が最も罹りやすいがんの1つだ。男性では9人に1人、女性では18人に1人が罹患するといわれている。
胃がんには、40歳代後半から罹りやすく。50歳から60歳に好発するといわれているが、高齢化により。70歳代での発見も増加してきている。
胃がんの発生要因としては、ヘリコバクター・ピロリ菌への感染による、慢性的な胃の炎症が関与しているとされている。また、塩分の過剰摂取、野菜・果実の摂取不足、喫煙、過度の飲酒なども危険因子とされる。秋田県民は食塩の摂取量が多いため、胃がんの罹患数も多いという事実がある。
胃がんを発見するためには、症状がなくても検査を受ける事が重要である。バリウムを飲んだり、胃のレントゲン検査を行うなど、ぜひ積極的に検診を受診してほしい。