2015年03月01日
50歳代から急激に増加する前立腺がん。早期発見のためには、健診の受診が大切だ。詳しいお話を、秋田県医師会の市川晋一先生に伺った。
初期の前立腺がんはほとんど無症状である。そして進行するにつれ、頻尿、尿が出にくい排尿障害・血尿など、排尿に弊害がでてくる。これは、良性腫瘍である前立腺肥大症の症状ととても似ている。しかし、このような症状が出た時には、すでに進行がんとなっている事が多いため、症状がないうちに検診を受診してほしい。
1次検診では血液を採取し、PSA(前立腺特異抗原)検査を行う。ここで異常が指摘された場合は2次検診を受診する事となるが、ここで陽性となっても、必ずしも前立腺がんであるとは限らない。
検診の目的は、早期発見・早期治療である。これで、前立腺がんで死亡する人を減らす事ができるのだ。