2015年02月22日
ふたりに1人はがんに罹るとされる現在の日本。男性特有のがん、前立腺がんについてお伝えする。詳しいお話を、秋田県医師会の市川晋一先生に伺った。
前立腺は、男性にしかなく、精液を分泌し、排尿の調節などを行う臓器で、そこにできるものを「前立腺がん」という。前立腺がんは年齢が高くなるほど発症しやすく、40歳代までは少ないものの、50代以降で急激に増加する。
前立腺がんの2大危険因子は、年齢(50歳以上)と、男性ホルモンだ。精巣を摘出した場合など、男性ホルモンが減少すると発症しない。この他、遺伝によるものもあるため、家族に罹患者がいる場合は注意してほしい。
検診を受診する事でがんを早期発見する事ができ、進行がん・転移がんの罹患が減ると、がんによる死亡率を低下させる事ができる。50歳を過ぎたら、前立腺がんを受診しよう。