vol.240 乳がんの症状と治療法

2015年02月08日

女性の12人に1人が罹るといわれ、罹患率・死亡率ともに増加傾向にある乳がん。どんな症状があるのか。詳しい話を、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんの症状として最も多いのが「しこり」だ。しこりが2cm以下の場合は早期がん、2cmを超えると進行がんの可能性がある。また、乳首から血液が分泌される場合も、乳がんが隠れている場合がある。この場合は、しこりがなくても医療機関を受診してほしい。
乳がんの治療法は、手術、薬物療法、放射線治療の大きく分けて3つがある。早期がんの場合は、手術後に使用する薬は1種類だが、進行がんになると抗がん剤を使用する場合が多い。リンパ腺が腫れている乳がんの場合、他の場所への転移も考えられる。そのため、なによりも早期発見が大切となる。
乳がんは早期発見・早期治療する事で、治癒率も高まる。定期的な健診受診が大切だ。