vol.24 前立腺がん検診とは

2010年09月12日

中高年男性に多い「前立腺がん」は罹患率、死亡率が増加傾向にあります。早期発見について秋田組合総合病院の木津典久先生にお話を伺いました。
(4回シリーズの2回目)
「前立腺がん」は頻尿や腰痛などの症状がでますが、現在では『PSA検査』で症状が出る前に発見することができます。
『PSA』とは前立腺特異抗原という血液中の物質で、「前立腺がん」になるとこのPSA値が増加します。採血で検査、「前立腺がん」を早期発見ができる有用な手段です。
PSA値は60歳以上で4.0ng/ml、60歳未満で3.0ng/mlが基準で、これを超えた場合は二次検診を受けましょう。
排尿障害、下腹部の不快感、骨の痛みなどがみられたら進行がんの恐れがあります。そうなる前に発見できるPSA検査、50歳を過ぎたら年に1回は受けてください。