2015年02月01日
女性のがん、部位別罹患数トップの乳がん。だが乳がんは、セルフチェックにより自分で発見できる数少ないがんの1つだ。詳しい話を、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんの自己検診は、生理終了後1週間前後の、乳房が柔らかい時期に行う。乳房の外から内、上から下を、優しく撫でるように触る。
1センチくらいの乳がんから自分で触ってわかるようになる。入浴時や就寝時、自分で触ってみるといい。
国では、40歳以上の女性に、2年に1度のマンモグラフィ検診の受診を推奨している。それと同時に、医師が直接観察・触診を行う視触診を行う場合がある。
乳がん検診により、無症状の段階で発見されたものは、95%以上が治癒するとされる。また、セルフチェックでしこりが小さい段階で見つかった場合も、9割以上が治癒するとされる。進行がんでは治癒が複雑化し、体力的・金銭的負担が増えてしまうため、検診で早期に発見してほしい。
増加傾向の乳がん。定期的なセルフチェックと検診受診で、早期発見する事が大切だ。