2015年01月25日
2人に1人は「がん」に罹るとされる現在の日本。その中で、女性に最も多いのが乳がんだ。詳しいお話を、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんとは、乳房にできる悪性腫瘍の事である。罹患者数は、全国で年間に約6万人、県内では約600人にのぼる。罹患者は増加傾向にあり、女性の12人に1人が乳がんに罹っている。
乳がんは、女性ホルモンのエストロゲンが大きく関わっている。初潮が早まる、初産年齢が高まるなど、女性ホルモンの分泌期間が長期化している事が原因とされる。また、食事の欧米化も原因の1つだ。
乳がん検診では、触れる事ができないほどの小さな乳がんを発見する事が出来る。1センチほどの乳がんになるまでには10年ほどかかるとされており、早期発見する事によって治療の負担も軽減することができる。
女性のがん、部位別罹患数トップの乳がん。検診受診で、早期発見する事が大切だ。