2015年01月11日
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウィルス(HPV)。性交渉の経験があるほとんどの女性が感染してしまう。しかし検診の受診により、がんになる前の状態での発見が可能だ。詳しい話を、秋田県医師会の針生秀樹先生に伺った。
子宮頸がんは初期症状がほとんどないため、早期発見には検診の受診が必須だ。早期で治療するとほぼ100%の確率で治癒でき、その後の妊娠、出産への影響を最大限残さないことが可能となる。
早期で発見された子宮頸がんは、病変部分だけを切除する簡単な手術で取り除く事ができ、子宮の温存が可能となる。
メリットの多い子宮頸がん検診だが、受診率は、欧米で8割に対し、日本は約2割と低い。20歳を過ぎたら、年に1度検診を受診することが理想である。
自治体でも対策として、子宮頸がん検診の無料クーポン券を発行している。未使用のクーポン券を持っている方には、再発行も行われている。クーポンを利用し、ぜひ検診を受けてほしい。