2014年12月21日
若い女性の発症率が高い「子宮頸がん」。発症の原因はHPV(ヒトパピローマウィルス)への感染だ。詳しいお話を、秋田県医師会の針生秀樹先生に伺った。
HPVに感染すると、異形性という前がん病変を経て、上皮内がん、浸潤がんと変化していく。性交渉での感染が多く。女性の9割が感染しているといわれるHPV。そのHPVが原因となり、子宮頸がんは発生する。
その症状であるが、子宮頸がんの初期はほぼ無症状である。このため、初期段階で発見するためには、検診を受けるしかない。進行すると、不正性器出血や、おりものの増加などが起こる。
子宮頸がん検診は、問診、超音波検査、ヘラやブラシで細胞と取って検査する細胞診がある。痛み、出血などはほとんどなく、短時間で終了する。怖がらずに受診してほしい。
早期で発見できると、子宮を残したまま、100%治癒が可能である。治療後の妊娠、分娩もできる。早期発見のため、ぜひ検診を受診してほしい。