vol.228 大腸がんの治療

2014年11月02日

早期の場合、自覚症状がほとんどない大腸がん。しかし、検診により発見する事が可能だ。詳しいお話を、秋田県医師会の堀江泰夫先生に伺った。
1次検診で要精査と判定された場合、必ず医療機関を受診し、精密検査を受けてほしい。精密検査には、注腸造影検査というバリウムを用いたX線検査と、大腸内視鏡検査の2つがあるが、精度の点から、内視鏡検査を勧める。1次検診で要精査でも、がんが見つかる可能性は5%程度で、必ずしもがんであるとは限らない。気軽な気持ちで精密検査を受けてほしい。
大腸がんの治療法は、がんの切除だ。がんが粘膜に留まる早期がんであれば、内視鏡を用いてがんを切除する事が可能だ。それよりも進行したがんでは外科手術が必要となるが、お腹に小さな穴を開けるだけれすむ腹腔鏡手術も可能となっている。