2014年10月26日
増加傾向にあり、男女合計の部位別罹患数第2位の大腸がん。検診の受診で、早期発見する事が大切だ。詳しいお話を、秋田県医師会の堀江泰夫先生に伺った。
大腸がんの症状は、がんの発生した場所や進行具合によって異なる。早期がんでは、自覚症状はほとんどない。一方、がんの進行に伴い、血便、下痢、便秘、腹痛、腸閉塞などが見られるようになる。早期がんでは自覚症状がほとんどない事から、大腸がんを早期で発見するためには検診を受診する事が重要である。
大腸がんの検診は、2日間の検便で、便に血が混ざっていないかをみるものである。目で見えないごくわずかな血液を、検出することができる。食事制限や、痛みもない検査のため、気軽に受けてほしい。
大腸がんを早期に発見する事ができれば、多くの場合、内視鏡での治療が可能で、外科的手術と比べ身体への負担が少ない事に加え、95%以上の確率で完治させる事ができる。そのためにも、ぜひ検診を受けてほしい。