vol.225 胃がんに立ち向かうために

2014年10月12日

がんの中で、最も罹患数が多い胃がん。特に秋田県は、全国の中でも胃がんの罹患率が高めだ。詳しいお話しを、秋田県医師会の米山和夫先生に伺った。
がん検診の普及や検査技術の向上で、部位別のがん死亡者数は、胃がんは肺がんに次ぐ第2位となっている。しかし、罹患者数は増加傾向にあり、第1位が続いている。秋田県での罹患者数が多いのは、原因の1つである塩分摂取量が多いためである。
秋田県の胃がん検診受診率は約15%(平成24年度調べ)に留まっており、まだまだ十分とは言えない。
胃がんは早期の治療で、治る病気となっている。そのためには、予防と早期発見が必要だ。ピロリ菌の除菌で胃がんを予防し、定期的に健診を受診する事で、早期発見をしてほしい。40歳を過ぎたら年に1度の検診を受診し、要精査の判定が出た場合は2次検診を受診してほしい。検診の受診率向上のためにも、家族で声を掛け合うなどしてほしい。