2014年09月28日
男女合計の部位別罹患数トップの胃がん。どんな症状があるのか?詳しいお話しを、秋田県医師会の米山和夫先生に伺った。
早期胃がんでは、ほとんど症状がない。進行に伴い、胃の痛み、不快感、胸やけ、食欲不振、体重減少、貧血といった症状が現れるが、日常にありふれた症状のため、胃がん特定の症状とはいえない。また、病状が進行しても、症状が現れないなど、個人により程度が異なる。胃がんは症状が出ないまま進行する事もあるため、定期的な健診の受診が大切だ。
胃がんの検診は40歳以上の方を対象に、年に1度行う事を推進しており、問診とX線検査を行う。その他にも、人間ドックなどで行う内視鏡検査もある。また、ピロリ菌検査やペプシノーゲン検査といった、胃がんのリスク検査もあり、いずれも比較的簡単にできる検査である。
胃がんを早期に発見できれば、内視鏡を用いた治療など、体への負担が少ない治療を行う事が可能。なにより、がんの根治を目指す事ができる。早期発見のためには、定期的な検査が必要だ。