vol.217 乳がんの治療法

2014年08月17日

女性の16人に1人が罹るといわれ、罹患率・死亡率ともに増加傾向にある乳がん。治療にはどんな方法があるのか。詳しいお話しを、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
乳がんの治療は、手術、薬物療法、放射線治療の3つを組み合わせて行う。どのように行うかは、乳がんの性質によって異なるため、がんが見つかったらすぐに手術・切除というわけではない。しこりが小さい段階で見つかれば部分切除で乳房の温存が可能となり、大きくなってから見つかると薬物療法で小さくしてから手術をするなど、必ず切除しなければならないわけではない。
乳がんの罹患率は30歳辺りから増加し始め、50歳前後でピークを迎える。中でも、家族・親戚に乳がんの罹患者がいる場合は、早いうちから専門の機関を受診する事をおすすめする。
乳がんの罹患者は、まさか自分が乳がんにかかるとは思っていなかった人ばかりだ。他人事とは思わずに検診を受診し、家族からの声がけで検診受診の後押しをしてほしい。