2014年08月03日
乳房にできるがん、乳がん。定期的な検診受診で、早期に発見する事が大切だ。詳しいお話しを、秋田県医師会の橋爪隆弘先生に伺った。
国で定めている乳がん検診は、40歳以上の方に2年に1度マンモグラフィ検診と触診を受診するよう推奨している。ただし、血縁者に罹患歴がある場合、年に一度受診した方が良い。
しかし、乳がん検診の受診者は県内で23.1%とまだまだ低い。受診率向上のために行われているのが、がん検診無料クーポン券の配布だが、クーポン券の利用率は大体30~40%とこちらも低水準だ。
これから先、40歳の方には無料クーポン券が発行されるが、今年度に限っては以前のクーポン券を使っていない方にも発行されている。クーポン券を使って受診し、その後も定期的に受診してほしい。
自己検診の方法は、生理が終わった1週間後くらいの乳腺が柔らかい時期に、自分の手のひらを使って、外側から内側に、上からと、スポンジを押し込むように触るというもの。1センチほどの乳がんから、自分で見つける事ができる。異変を感じたら、早めに専門の乳腺外科を受診してほしい。