2014年07月20日
新しい命が宿る、女性にとって大切な臓器「子宮」。検診は自分自身だけでなく、その新しい命を救う事にもつながる。詳しい話を、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
平成24年度のデータで、子宮頸がん検診を受診した約2万人のうち、手術が必要な高度異形性、上皮内がん、微小浸潤がん、浸潤がんは20代、30代の罹患者が多くなっている。特に、25~29歳に1人微小浸潤がんが見られ、若い方でも子宮頸がんになるという事がわかる。
子宮の先を取るだけの手術であれば、15~30分ほどで終わり、その分体への負担も少ない。もちろん、出産も可能だ。ただこの手術は、早期で発見されたものでしか出来ない。それを超えてしまうと、子宮の摘出も必要となり、手術時間も5~6時間と長くなる。人によっては抗がん剤や放射線治療も必要となる。そうならないために、早期の1a1期までに見つけてほしい。