vol.210 知りたい!子宮頸がん検診

2014年06月29日

2人に1人はがんに罹り、3人に1人はがんで亡くなると言われる現在の日本。今週からは子宮頸がんについて伝える。詳しいお話しを、秋田県医師会の田中秀則先生に伺った。
一般的ながんは、年齢を重ねる毎に増えるが、子宮頸がんだけは、20代30代の若年層の罹患が多い。国が定める子宮頸がん検診の受診率は50%だが、日本では25%前後となっている。欧米では80~90%とされており、かなり低い。
平成21年度から健診の無料クーポンが対象年齢の女性に配られるようになり、始めは受診率が高まったが、徐々に下がり始め20数%となっている。さらに今年からは無料クーポンの対象が20歳のみとなったが、以前のクーポンを使用していない方は20歳以外でも利用できるクーポンが配布されている。まだ健診をやっていないという方は、この機会を利用して受診してほしい。
若い年代にもみられる子宮頸がん。症状がないうちから定期的に健診を受診しよう。