2014年06月22日
死亡数の多い肺がん。しかし、早期に発見し治療することで、治癒の可能性も高まる。肺がんの治療と、健診の受診率について、詳しいお話しを、秋田県医師会の南谷佳弘先生に伺った。
肺がんを早期発見できると、手術だけで治療が完結する事が多い。その場合、入院期間も2週間程度と比較的短く済む。早期発見、早期治療で、治癒の可能性が高まるのだ。
秋田県の肺がん検診受診率は約30%と低い。喫煙率が全国的に見て高い秋田では、ぜひ健診を受診し、肺がんの早期発見率を高くしてほしい。
肺がんで命を落とさないために最も重要な事は、禁煙だ。喫煙をやめて、肺がんを罹患するリスクを下げてほしい。また、禁煙した方も、健診の受診でがんを早期発見できるため、ぜひ毎年受診してほしい。また、1次健診で要精査と診断されても、必ずしも肺がんとは限らない。2次健診も、レントゲンの撮影やCT検査など、比較的短時間で終わるため、ぜひ怖がらずに受診してほしい。